MENU

Salesforce認定資格の試験範囲が改訂|AgentforceAI・生成AIが追加された2資格を解説

  • URLをコピーしました!

2026年4月24日からSalesforce認定資格の試験範囲が改訂。Platform アドミニストレーターにAgentforce、Sales CloudコンサルタントにAI項目が追加。合格点も引き上げられた変更点を解説します。

目次

Salesforce認定資格の試験範囲が改訂された背景

Salesforceの認定資格は、実務で求められるスキルを正確に反映するために、定期的に試験範囲が見直されています。

今回の改訂が注目される理由は、AIの急速な進化です。Agentforceをはじめとする生成AI技術がSalesforceプラットフォームの中核を担うようになったことで、管理者やコンサルタントにもAIの知識が欠かせない時代になってきました。

2026年4月24日から適用される新バージョン

今回の試験範囲改訂は、2026年4月24日以降に受験する方から適用されます。

対象となるのは以下の2資格です。

  • Salesforce認定 Platform アドミニストレーター(Summer ’25バージョンへ更新)
  • Salesforce認定 Sales Cloudコンサルタント(Summer ’25バージョンへ更新)

すでに学習を進めている方は、受験日によって適用される試験範囲が変わる点に注意が必要です。

AIの進化が資格試験にも波及した理由

Salesforceは近年、AIファーストのプラットフォームへとシフトを加速させています。Agentforceの登場により、ノーコード・ローコードでAIエージェントを構築・運用できる環境が整いつつあります。

このような実務環境の変化に対応するために、認定資格の試験内容もアップデートが図られました。「AIを使える人材かどうか」が、資格レベルでも問われる時代が本格的に始まったといえるでしょう。

英語版と日本語版で改訂タイミングが異なる点に注意

Salesforce認定資格の試験範囲改訂は、英語版と日本語版でタイミングが異なります。英語版では先行して改訂が行われており、日本語版はその後、翻訳を経て更新されるという流れです。

たとえばAgentforceスペシャリストの認定資格についても、すでに英語版では改訂が完了しているため、日本語版でも近いうちに試験範囲が変わる可能性があります。受験を予定している方は、最新の受験ガイドをこまめに確認しておくと安心です。

改訂対象の2資格とは?変更点の全体像

今回改訂が行われた資格は、以下の2つです。

  • Salesforce認定 Platform アドミニストレーター
  • Salesforce認定 Sales Cloudコンサルタント

どちらも日本語版の受験ガイドがSummer ’25バージョンに更新され、AI関連のトピックが新たに試験範囲に加わりました。また、合格点も引き上げられている点が共通した変更点です。それぞれの詳細は後述の各セクションで解説します。

Salesforce認定Platformアドミニストレーター

Platform アドミニストレーターは、Salesforceの管理・設定業務を担う人材向けの資格です。今回の改訂では、これまでのWinter ’24バージョンからSummer ’25バージョンへと更新され、「Agentforce」が新セクションとして追加されました。

管理者向け資格にもAI関連の知識が求められるようになったことは、実務における管理者の役割が変わりつつあることを示しています。

Salesforce認定Sales Cloudコンサルタント

Sales Cloudコンサルタントは、営業支援システムの設計・導入を担うコンサルタント向けの資格です。こちらはSpring ’24バージョンからSummer ’25バージョンへ更新され、「予測AIと生成AI」という新セクションが追加されました。

コンサルタントとして顧客にSales Cloudを提案・導入する立場でも、AIの仕組みと活用方法を理解していることが前提として求められるようになっています。

Platformアドミニストレーター:新試験範囲の詳細

ここでは、Summer ’25バージョンになったPlatformアドミニストレーターの試験範囲を詳しく見ていきます。

Summer ’25バージョンで追加された「Agentforce」8%

今回の改訂で最も注目すべき変更点が、「Agentforce」セクションの新設(出題比率:8%)です。

AgentforceはSalesforceが提供するAIエージェントプラットフォームであり、管理者がノーコードでAIエージェントを構築・設定できる機能です。試験に出題される内容は、AI基礎的な問題が中心になると見込まれており、比較的取り組みやすいセクションになると予想されています。

各セクションの配分と学習の優先順位

Summer ’25バージョンの試験範囲と出題比率は以下のとおりです。

セクション出題比率
設定とセットアップ15%
オブジェクトマネージャーとLightningアプリケーションビルダー15%
データ管理&分析17%
自動化15%
セールス&マーケティングアプリケーション10%
サービス&サポートアプリケーション10%
生産性向上とコラボレーション10%
Agentforce(新規追加)8%

出題比率が高い「データ管理&分析(17%)」「設定とセットアップ(15%)」「オブジェクトマネージャーとLightningアプリケーションビルダー(15%)」「自動化(15%)」を優先的に対策することが合格への近道です。

なお、新設されたAgentforceセクションばかりに注目しがちですが、既存セクションの出題内容も変更されている可能性があります。旧バージョンのテキストや問題集だけで対策するのではなく、新しい受験ガイドで各セクションの詳細を必ず確認するようにしましょう。

合格点が65%→68%に引き上げ

合格点もWinter ’24バージョンの65%からSummer ’25バージョンの68%へと引き上げられています。

3%の差は小さく見えますが、実際の得点に換算すると合否のボーダーラインが上がることになります。より高い正答率が求められる試験になったことを意識して、しっかりと準備を進めることが大切です。

Sales Cloudコンサルタント:新試験範囲の詳細

続いて、Sales Cloudコンサルタントの新試験範囲を確認していきましょう。

新設された「予測AIと生成AI」13%の出題内容

Sales Cloudコンサルタントでは、「予測AIと生成AI」が13%の出題比率で新設されました。

予測AIはEinstein予測やスコアリング機能など、Salesforceが以前から提供してきたAI機能を指します。一方、生成AIはEinstein Copilot(現Agentforce)やEinstein for Salesなど、近年急速に拡張している機能群です。コンサルタントとして顧客に提案・導入する立場から、これらの違いや活用シナリオを理解しておくことが求められます。

各セクションの配分と注目ポイント

Summer ’25バージョンの試験範囲と出題比率は以下のとおりです。

セクション出題比率
コンサルティングおよび実装戦略25%
Sales Cloudに関する専門知識の実践的な応用24%
セールスライフサイクル20%
データ管理18%
予測AIと生成AI(新規追加)13%

最も比率が高い「コンサルティングおよび実装戦略(25%)」と「Sales Cloudに関する専門知識の実践的な応用(24%)」の2セクションで全体の約半分を占めています。これらを重点的に学習しつつ、新設の「予測AIと生成AI」もしっかり押さえておきましょう。

合格点が69%→73%に引き上げ

合格点はSpring ’24バージョンの69%からSummer ’25バージョンの73%へと4%引き上げられています。

2資格の中でも特に合格点の上昇幅が大きく、より高い水準が求められます。試験範囲の広がりと合格点の引き上げが重なっているため、十分な準備期間を確保して臨むことが重要です。

受験前に必ず確認すべき注意点

新試験範囲への切り替えにあたって、受験者が特に気をつけるべき注意点をまとめます。

4月24日以降は新試験範囲が自動適用される

2026年4月24日以降に受験する場合は、自動的に新しい試験範囲(Summer ’25バージョン)が適用されます。受験申込み時に選択できるものではないため、この日以降に受験するすべての方が対象となります。

すでに受験日を確定している方は、改めて自分が受ける試験範囲のバージョンを確認しておきましょう。

旧受験ガイドで準備していると合格点に届かないリスク

学習をWinter ’24やSpring ’24バージョンの受験ガイド・参考書ベースで進めていた場合、新セクションの対策がまったくできていない状態になります。

特に合格点も引き上げられているため、旧バージョンの対策だけでは合格ラインに届かないリスクが高まります。4月24日以降に受験を予定している方は、今すぐ公式の新受験ガイドをチェックして、学習内容を見直してください。

今後さらなる改訂が予想されるAgentforceスペシャリスト

今回改訂の対象となった2資格以外にも、Agentforceスペシャリスト資格についても近いうちに日本語版の改訂が行われる可能性があります。英語版ではすでに試験範囲の更新が完了しており、日本語版も追随する形で変更されることが予想されます。

Agentforceスペシャリストの取得を検討している方は、特に動向をこまめにチェックするようにしましょう。

改訂後の試験に向けた効率的な学習対策

新試験範囲に対応するための、効率的な学習のポイントをご紹介します。

公式受験ガイドで新試験範囲を最初に確認する

学習を始める前に、まずSalesforce公式の新受験ガイド(Summer ’25バージョン)を必ず確認することが最重要ステップです。

各セクションで問われる具体的な項目や出題比率が記載されているため、学習の優先順位を決めるうえで欠かせない情報源です。旧バージョンの参考書や問題集を使う場合も、受験ガイドと照らし合わせながら学習を進めましょう。

AIセクションは比較的平易な問題が多い

新設されたAgentforceセクション(Platform アドミニストレーター)や予測AI・生成AIセクション(Sales Cloudコンサルタント)は、AI基礎的な内容が中心になると見込まれています。

深い技術知識よりも、Agentforceの概念・仕組み・活用シナリオを理解することが問われる問題が多いと予想されます。難しく構える必要はなく、公式のトレイルヘッドやSalesforceのAI関連ドキュメントを活用して基礎を固めるアプローチが有効です。

従来セクションの内容変更に要注意

新セクションが追加された一方で、既存セクションの内容も細かく変更されている可能性があります。バージョンアップに伴い、各セクションで問われるトピックが更新・追加されていることがあるため、旧バージョンの問題集だけに頼らず、新受験ガイドで各セクションの詳細を確認することが大切です。

早めの受験が難易度変化のリスクを下げる

試験範囲が改訂されたばかりのタイミングでは、出題傾向が安定するまでに一定の時間がかかることがあります。また、今後さらに試験範囲が追加・変更される可能性も否定できません。

準備が整ったらできるだけ早いタイミングで受験することが、リスクを最小限に抑える最善策です。学習を先延ばしにせず、計画的に進めることをおすすめします。

まとめ:Salesforce認定資格のAI対応改訂を把握して早期合格を目指そう

今回は、2026年4月24日から適用されるSalesforce認定資格の試験範囲改訂についてまとめました。

改訂のポイントを振り返ると、以下のとおりです。

  • Platform アドミニストレーター:Summer ’25バージョンに更新。「Agentforce(8%)」が新設。合格点が65%→68%に引き上げ。
  • Sales Cloudコンサルタント:Summer ’25バージョンに更新。「予測AIと生成AI(13%)」が新設。合格点が69%→73%に引き上げ。
  • 4月24日以降の受験には新試験範囲が自動適用される。
  • 旧受験ガイドのみでの学習は合格点不足になるリスクあり。
  • AIセクションは比較的平易だが、既存セクションの変更にも注意が必要。

Salesforce認定資格においても、AIの知識が標準的に求められる時代が本格的に到来しました。新しい受験ガイドをしっかりと確認したうえで、早めに対策を進めて合格を目指しましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

木本旭洋のアバター 木本旭洋 株式会社イールドマーケティング代表取締役

株式会社イールドマーケティング代表。大手広告代理店でアカウントプランナー、スタートアップで広告部門のマネージャーを経験後、2022年に当社を創業。ITコンサルを提供。IT資格を複数保有。

目次